高校生と語る夕べ

こんにちは
茨城県水戸市の中小企業診断士 社会保険労務士 はたけやま事務所の畠山佳樹です。

今日は私が前職の時にお世話になった方が、息子さんを連れて事務所に来てくれました。
息子さんは高校1年生で法学部志望です。私が法学部出身ということで、片道一時間半もかけてお越しくださいました。

本人さんはスポーツマンと言うこともあって、相手の目を見てしっかり話を聞くことができる、精悍な顔立ちの好青年でした。

将来は法学を学びたいと言うことで、若いのにしっかりした目標も持っていました。
私が彼に伝えられることはそれほどは無いのですが、恥を忍んで、高校、大学、就職、社労士受験、診断士受験などなど、成功体験や失敗談(こちらの方が多い)を交えてお話しをいたしました。

色々話してみて、自分の考え方もよくわかったのですが、今の世の中精神論は嫌われるところでありますが、やはりメンタリティーと言う土台がないといけないと思っています。

例としては有名なラダー効果があります。「同じ仕事でもその目的を意識できるかどうかで、その業務を行う人のモチベーションは大きく変わるし、その成果も違う」という有名な話です。


ある時、村を歩いていた旅人が石を積んでいる職人Aに出会いました。旅人が「何をしているのですか?」と質問したところ、Aは「石を積んでいるんだよ」と答えました。

次に、同じように石を積んでいる職人Bに出会い、同じ質問をしてみたところ、Bは「壁を造っている」と答えました。

もう少し歩いていると、同じ仕事をしている職人Cに出会い、同じ質問をすると、Cは「教会を造っている」と答えました・・・


すべて、同じ石を積むという仕事をしている職人なのに、質問に対する回答はそれぞれ異なっています。どれが、一番モチベーション高く、良いものを作っているかは明白ですよね。将来の目標を高く持って、そこから逆算して、毎日を過ごしてほしいと伝えました。

また、勉強に関する手法については偉そうに語れないところですが、
部活で疲れたまま夜勉強しているというので朝早起きしてフレッシュな頭で、そして、朝学校に行く時間をデッドライン(締め切り)として、ストレッチ(背伸びした)目標に対して、無我夢中でやり切ると一分一秒を最大限に生かした能動的な学習ができるよと伝えました。

これは、試験本番で焦ったときでも対応する訓練にもなりますし、その状況の方が脳の持つ能力限界値を引き上げるように思います。

そして、時間は誰にも平等であると同時に、有限であり、自らの命と同義であることも伝えました。
私は、塾や動画視聴での受け身の時間は、時間がもったいないと感じているので、その点も伝えました。まあ、これは賛否が分かれるところかもしれませんね。

とまあ、高校一年生には、なんだか、耳慣れない話ばかりだったかもしれませんし、説教じみた話に聞こえたかもしれません。

そして、途中途中に挟む私のギャグに翻弄されていたようで(笑)、申し訳ないことをしたような気もしますが、良くも悪くも刺激になったのなら幸いです。

私も、若人に対して講釈を垂れた手前、シッカリと頑張っていかなくては!と改めて思っています。

それではまた明日!

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