働き方改革には○○が必要だ!
こんばんは
中小企業診断士社会保険労務士はたけやま事務所 畠山佳樹です。
このブログを読んでくれている皆さま、いつもありがとうございます。
毎日読んでくれている方は薄々お感じだと思いますが、ネタに困ってまいりました(笑)
あ、明日は遠くに仕事で出かけるので、明日のネタはご心配なく!
今日は、まもなく日付が変わりそうですが、なんとかネタを見つけて書いていこうと思います。
さて、こういう仕事をしていると、「アウトプット(出力)が忙しくて、インプットしている暇がないよ」という方もいらっしゃるのですが、私はインプットしないと自分が古くなっていくようで嫌なので、こまめに本を買って読んでいます。社労士の専門誌や、アマぞンで気になった本をよく買います。
昨日読み終えた本で「社労士事務所に学ぶ中小企業ができる働き方改革(堀下和紀先生著)」は、平易な表現で大変読みやすく、先生自身が今まで3年間かけて超ブラック企業だった自分の事務所を、子育てママさんたちが生き生きと働ける素敵な職場に変革した過程を包み隠さず記した本です。
堀下先生は、「地域の中小企業をよくするんだ」という使命感が非常に強い方で、長時間労働でがむしゃらに働いて成果を出すというど根性なやり方で、事務所を大きくされました。もちろん、部下の皆さんもその熱意に魅せられて一丸となって邁進されてきたのですが、長時間労働による過労で心身に不調をきたし、退職・・・。そして、退職者の穴埋めをするために残された従業員がオーバーワークとなり、体調を崩し、退職という負のスパイラルに陥りました。
これは、どこの中小企業でも起こりうる問題ですし、実際に世の中では起こっている事例でしょう。堀下先生がそれを改善したのは、「向う3年は売り上げが下がっても良いから、人を雇う」「完全なクラウド化を実現する」ということでした。
おっと、ついつい、筆が、いや、指が走り過ぎました。あまり書くと、色々問題が出そうなので、興味のある方はぜひ買って読んでみてくださいね!
やはり、人によって価値観はそれぞれだと思いますが、
仕事より大切なのは家族だと思いますし、
心身に不調をきたしてまで仕事をするべきではないと思うのです。
「そんな覚悟では、ロクな成果は出ないぞ!」とお叱りを受けそうですが、
「IT活用」と「優秀な若手ママさんが働きやすい環境整備」で
長時間労働を回避しながら、まだまだ業務改善はできるはずです。
「優秀なママさんなんてどこにいるの?」と思うかもしれませんが、働きやすい環境が無いから家から出られないんだと思います。(旦那が妻に家事を任せきりなのもよくないかもしれませんね(自戒を込めて・・・))
実際、求人票を見ても、8時間勤務が多くて、4・5時間勤務や、開始・終了時間を融通してくれるところは少ないですよね。これでは、女性が、子どもが小さいうちに時間の融通の利く仕事をしたいと思っても、スーパーかコンビニなど限られた選択肢しかありません。
PCスキルも十分持っている彼女たちが、持てるスキルや能力を会社にどんどん生かすことができたら、会社の生産性向上が大いに期待できます。いま、空前の売り手市場で、新卒を採ることはかなり難しくなっています。そこで、目をつけるべきは、30代40代の社会経験を十分に積んだ女性ではないでしょうか?子供はドンドン手が離れていくのですから、優秀な女性社員を早めに確保するためには、働きやすい環境整備をすることが大切ではないでしょうか?
最初は、有期職員で採用してみて、優秀な方を正社員に転換するということであれば、条件がそろえば「キャリアアップ助成金 正社員化コース」を利用できます。これは、一社当たり年間15人までで、1人当たり57万円支給されます。非常に大きいですよね!
他にも、両立支援の助成金や、職場環境改善の助成金などもあります。一度にたくさんの助成金を申請するのは難しいですから、なにか一つから始めてみて見るのが良いと思います。
助成金は、国の施策に沿って設計されていますので、助成金の理解を深めることは、国の制度の理解を深めることにもなりますから、一度調べてみてはいかがでしょうか?
もちろん、当事務所ではご相談は無料です。
ご相談はお気軽に♬
ご参考になれば幸いです。