求人票の書き方セミナー

おはようございます。
水戸市で開業する中小企業診断士社会保険労務士はたけやま事務所 畠山佳樹です。

昨日は、水戸市内において、人手不足でお悩みの企業様を対象に、ハローワークに出す求人票の書き方に関するセミナーを開催しました。

セミナーではまず、言葉でどれくらい人の関心を引いたり、なるほどと思わせられるかを、事例を交えて説明しました。

その後は、インターネット上のハローワーク求人情報を確認し、他企業の実際の求人情報を確認しました。
そして、「ここの表現はこう変えたほうが良い」など具体的な指摘をしていきました。

あわせて、研究機関の調査結果をもとに、求人情報で求職者がまずチェックするところをランキング形式でお伝えしました。

一番大事なのは、やはり「職種」欄です。

ただ、皆さん「ルート営業」とか、「〇〇の製造・加工」のように、ハローワークからもらう記入例のように書いてしまっていました。お役所に出す書類だから、硬い表現じゃないとマズイ、と思っていたとのことでした。

ただ、ここは28文字も書けます。
それに、硬く書く必要はありません。

たとえば、訪問看護のお仕事であれば、

修正前「訪問看護」
修正後「訪問看護オープニングスタッフ/看護師・准看護師@〇〇市」
のように修正すべき、と説明しました。
(オープニングスタッフは人間関係等をイチから構築できるので、人気があります)

すると、みなさまから、「自社の求人票を持ってきたので、実際に添削してほしい!」ということで、私が説明したポイントに沿って、お互いに記入の仕方をアドバイスしあって大いに盛り上がりました。

「ルート営業の表現より、お客様のニーズや悩みを聞き出して自社の商品やネットワークで解決するコンサルティング営業、って表現したらどうですか」

「一番来てほしいパートさんの人材像が、40歳前後の子育て中の主婦の方というように絞り込めたら、その人に合わせたタイムシフトやその人が気になりそうなことを解消するように書いたほうが良いですね」

「ホームページのデザインと事務作業、で募集すると一番欲しいホームページのコーディングスキルの高い方が敬遠している可能性がありますね。思い切って、電話対応や事務作業なしでホームページ作成のみ、しかも将来的にはテレワーク(自宅等での作業)も可能、までシンプルにしたほうが、優秀な人材があつまるかもしれませんね」などなど

正しい発想や考え方を土台にすれば、自社の求人票はまだまだ良くなる!という実感を持っていただくことが出来ました。

もし、みなさまも採用にお悩みなら、自社の課題の棚卸しと、求人票の書き方を見直してみてはいかがでしょうか?

それでは。